第9回 不足算

あまりや不足から、人数やものの数を求めよう!

🔹 不足算ってなに?

不足算とは、ものを何人かに配るときに、 ある配り方だとあまりが出て、べつの配り方だと不足する、 というじょうほうから、人数ものの数を求める問題です。

配り方A:少なく配る 5こ 5こ 5こ 5こ 3こ あまり! 配り方B:多く配る 7こ 7こ 7こ 7こ 5こ 不足! 1人あたりの差(7−5=2こ)が あまりと不足の合計(3+5=8こ)を うめていくイメージです
不足算のイメージ:2つの配り方をくらべよう
📌 ポイント

不足算は、2通りの配り方くらべて、あまりと不足のちがいから人数を求めます。

🔢 不足算の公式

不足算では、次の公式を使います。

人数 =(あまり + 不足)÷(多い方の数 − 少ない方の数)

人数が分かったら、ものの数(合計)を求めます。

ものの数 = 少ない方の数 × 人数 + あまり

または、こちらでもOKです。

ものの数 = 多い方の数 × 人数 − 不足

なぜこの式が成り立つの?

少ない方の配り方から多い方にかえると、1人あたり「多い数 − 少ない数」だけ多くくばることになります。 すると、あまっていた分もなくなり、さらに不足するのです。

つまり、1人あたりふやした分の合計が「あまり+不足」と同じになるので、 人数 =(あまり+不足)÷(1人あたりのさ)で求められます。

💡 コツ

公式を覚えるだけでなく、「なぜそうなるか」をイメージできるようになると、むずかしい問題にもたいおうできるよ!

✎ 例題 1(あまりと不足)

例題

あめを1人に5こずつ配ると3こあまり7こずつ配ると5こ不足します。あめは何こありますか?

ときかた

じょうほうを整理する
・少ない配り方:1人に5こ → 3こあまる
・多い配り方:1人に7こ → 5こ不足する
人数を求める
人数 =(あまり + 不足)÷(多い方 − 少ない方)
人数 =(3 + 5)÷(7 − 5)= 8 ÷ 2 = 4人
あめの数を求める
あめ = 5 × 4 + 3 = 20 + 3 = 23こ
たしかめ
7こずつ配ると → 7 × 4 = 28、28 − 23 = 5(5こ不足)→ 合っている!
答え:あめは 23こ
5こずつ配る: 5こ 5こ 5こ 5こ +3 あまり 7こずつ配る: 7こ 7こ 7こ 7こ −5不足
2つの配り方をくらべた図

✎ 例題 2(あまりとあまり)

例題

えんぴつを1人に4本ずつ配ると14本あまり6本ずつ配ると2本あまります。えんぴつは何本ありますか?

この問題では、どちらの配り方でもあまりが出るパターンです。 多い方で配ったときは、あまりがっています。

ときかた

じょうほうを整理する
・少ない配り方:1人に4本 → 14本あまる
・多い配り方:1人に6本 → 2本あまる
あまりのさ = 14 − 2 = 12
人数を求める
人数 =(あまりのさ)÷(多い方 − 少ない方)
人数 = 12 ÷(6 − 4)= 12 ÷ 2 = 6人
えんぴつの数を求める
えんぴつ = 4 × 6 + 14 = 24 + 14 = 38本
たしかめ
6本ずつ配ると → 6 × 6 = 36、38 − 36 = 2(2本あまり)→ 合っている!
答え:えんぴつは 38本
📌 ポイント(あまり−あまり)

どちらも「あまり」の場合は、あまりのさを使います。
人数 =(大きいあまり − 小さいあまり)÷(多い方 − 少ない方)

✎ 例題 3(不足と不足)

例題

おかしを1人に3こずつ配ると4こ不足し、5こずつ配ると18こ不足します。おかしは何こありますか?

ときかた

じょうほうを整理する
・少ない配り方:1人に3こ → 4こ不足
・多い配り方:1人に5こ → 18こ不足
不足のさ = 18 − 4 = 14
人数を求める
人数 =(不足のさ)÷(多い方 − 少ない方)
人数 = 14 ÷(5 − 3)= 14 ÷ 2 = 7人
おかしの数を求める
おかし = 3 × 7 − 4 = 21 − 4 = 17こ
たしかめ
5こずつ配ると → 5 × 7 = 35、35 − 17 = 18(18こ不足)→ 合っている!
答え:おかしは 17こ
📌 ポイント(不足−不足)

どちらも「不足」の場合は、不足のさを使います。
人数 =(大きい不足 − 小さい不足)÷(多い方 − 少ない方)

📝 不足算の3パターン

パターン 公式(人数の求め方)
あまり+不足 (あまり + 不足)÷(多い方 − 少ない方)
あまり−あまり (大きいあまり − 小さいあまり)÷(多い方 − 少ない方)
不足−不足 (大きい不足 − 小さい不足)÷(多い方 − 少ない方)

問題をとくときの順番

問題文から「2つの配り方」と「あまり・不足」を読みとる
どのパターンか(あまり+不足? あまり−あまり? 不足−不足?)を見分ける
公式を使って人数を求める
人数をつかってものの数(合計)を求める
もう一つの配り方でたしかめをする
⚠ 注意

人数が出たとき、わり切れない場合は計算まちがいがないかかくにんしよう!
不足算では、人数はかならず整数(1, 2, 3, ...)になります。

💡 コツ

問題をとくときは、まずじょうほうを表にまとめると整理しやすいよ!
たしかめを忘れずにしよう。